都心部ではタクシーがお客様を確保しようと切磋琢磨している中で、少し離れた地方まで行くと逆にタクシーが足りず高齢者の病院への通院時などは一苦労するといった話はよくお聞きします。

今回は、そんな高齢者の方が利用する際のサービスをご紹介いたします。

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乗降介護サービス

高齢者や障害者らの乗降介助をタクシーの標準サービスにしようとする取り組みが、静鉄タクシー(静岡市駿河区)が中心になり静岡県中部で始動しました。

背景にあるのは、高齢化社会の本格的な到来。介助を「運転手なら誰でもできる当たり前のサービス」と位置付けて研修を重ねます。競合他社にも呼び掛けながら業界の地位向上を目指しています。
静鉄タクシーは6月から毎月、※「ユニバーサルドライバー研修」の開催を始めました。自社だけでなく、県タクシー協会中部会の会員事業所の運転手も対象にしています。高齢化に伴う利用者の減少傾向を踏まえ、営業区域全体の質を高める事が目的です。

静鉄タクシーは最近まで、介護保険法に基づく通院等乗降介助のサービス提供に必要な介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の修了を運転手に奨励していました。ただ、タクシー業務に特化した資格ではない上、介護業務に関する計画策定や報告書作成などの事務負担も大きく、制度に頼らないサービスの充実へと取り組みました。
同社は、高齢者の増加に伴う財源の不足から、将来的に乗降介助が介護保険制度の適用外になる可能性を指摘しています。「高齢者や障害者、妊婦ら全ての乗客に対して責任を持ち、目的地まで安全に送り届けることは、本来のタクシー業そのもの。普遍的なサービスだ」と強調しています。
同社の運転手は約320人。2016年度中に約3割が研修を修了する見込みで、18年度末までに全運転手の受講を目指しています。

※ユニバーサルドライバー研修とは

ユニバーサルドライバー研修 全国福祉輸送サービス協会と全国ハイヤー・タクシー連合会が推進する教育研修制度。1日7時間の研修で高齢者や障害者の接遇や介助の基本を習得する。県タクシー協会によると、県内の乗務員数は約7千人。そのうち約500人が研修を修了している。

いかがでしょうか?高齢者の方が安心して乗車できるよう努めていってほしいですね。

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