学校や保育所、習い事先への子どもの送迎などを支援する「子育てタクシー」を展開する静岡市内のタクシー会社5社が、担当ドライバーを倍増させる。

子育て世帯のタクシー需要を掘り起こそうと昨年1月に足並みをそろえて事業参入してから約1年半。運転手が手配できずに需要に応じきれないケースが増えてきたとして、合同で研修を行った。

 市内で事業を展開しているのは葵区の千代田タクシーと静岡ひかりタクシー、清水区のさくらタクシーと南急観光、静清交通。合同で事業を展開すればサービスの提供エリアが広がり、利用者の利便性も増すとして連携を深めている。

 子育てタクシーは全国子育てタクシー協会(横浜市)が普及を進める事業で、子どもの安全対策や救命救急、妊婦体験などの実習を積んだドライバーが、専用のワッペンを車両に貼って運行する。5社は、5月下旬から6月にかけて合同で研修と実習を市内で行い、これまで合計21人だった担当ドライバーを23人増の44人とした。

 千代田タクシー(葵区)は8人増やして16人体制とした。子育てタクシーは事前登録制で同社の登録者は約100世帯。乳幼児健診時の送迎や、保護者に代わって塾や託児所への子どもの迎えを頼まれることが多いという。同社役員は「夕方に送迎の希望が集中し、要望に応えられないこともあった。ドライバーの拡充でニーズに応えたい」と話す。

 子育てタクシーは、静岡県内では遠鉄タクシー(浜松市)と第一通商ライフタクシー(掛川市)、富士交通(富士市)も参入している。

 

bottom1